
美容師を辞めて思う、美容師の職業の魅力【自由度が高い】
皆さん、美容師にあこがれて、
「人気美容師になるぞ!!」
「売れる美容師になってやる!」
「カリスマ美容師になってやる!」
こんな想いを持って、美容師になった人は多いはずです。
見ている方の中には男性美容師も、女性美容師も、美容師を辞める理由があって、転職を考えている方も多いと思います。本当に悩みます…。
そんな私も、美容師からの転職組ですが、美容師を辞めて、外から美容師を見るといいところも結構感じるんですよね。
「自由度が高い」
これは色々な面でそうなのですが、特に思うのが
「仕事の進め方に制約が無い事」が会社員をやっているとすごくうらやましく思います。
自分がお客さんを担当しているから、どのように接して、どのようにお客さんに良いパフォーマンスをするのか、そして、良いサービスを提供出来るかという事を、お店の取り組みはあるにせよ、個々の美容師が自分の進め方で仕事をしているのは、会社員と大きく違います。
会社員の場合は、何か一つやるにしても、上司の許可や、他部署、周りに連絡して、許可を貰って、上司に状況報告して、それでやっと何か出来る。
なにか一つ変更があれば、別部署に連絡して、自分の部署内でも共有して、みんなが理解できるように動かないといけない。
もう何から何まで、一人で動く事が出来ない。
判断も勝手には出来ないし、許可や報告というのは当たり前で、自分ひとりで仕事をしているわけでは無いので制約が相当多い。
なので、美容師という職業は、会社員のような組織に属している仕事の仕方と比べると、自分の考えや働き方が尊重されている仕事だと感じました。
それでいて、自分で判断して、自分で決めて動くという「決定」を自分の判断でできるのも美容師の仕事の良いところだと感じます。
特に、面貸しなどで働くフリーランスの美容師はとてもうらやましいですね。
私が美容師のときは、完全歩合給でしたが、「フリーランス」というような雇用形態ではありませんでした。
今、まだ美容師をしているのであれば、確実に「フリーランスの美容師をやっている」と思います。
やっぱり、ある程度、自由がきくのが美容師のいいところでもあると思うので、
こういう働き方は今の私にはすごく魅力的に見えますし、もしまだ、美容師であれば挑戦したい働き方でもあります。(勿論、大変なのはわかります…)
はっきり言って会社員の仕事の仕方は堅苦しいです。関わる人も多いし、ストレスも溜まる。
無いものねだりなのかもしれませんが、今の私には美容師という働き方は魅力的に感じます。
美容師の職業としてのファッション、服装、髪型は【自由の極み】
これもやはり、会社員とは大きく違うところですね。
美容師としての個性が出せるところですね。
髪も染めて、服装も自由。
そんな仕事無いですよね。(まあ、毎日選ぶのが大変ですが…)
そんな私も美容師でしたから、好きな服装で仕事をしていました。
たまには、
ジャケット着てキレイめに、
今日はスニーカーとTシャツでカジュアルに、
髪も染めて、しっかりとスタイリング。
そんな事は美容師として当たり前ですが、会社員になるとそうもいかないです。
ワイシャツにネクタイ
そして、
スーツに革靴
最近でこそ、クールビズで夏場はポロシャツでいいとか、ビジネスカジュアルでOKというようになりましたが、
まだ多くは、夏場でもネクタイに、革靴のところも多く本当に大変です。
しかも、革靴は蒸れると臭いから、
営業が外から返ってきて、内履きに履き替えてオフィス内に来ると凄い足が臭いんですよね。
そして、髪型も基本は黒で生活感のある短髪。
チャラチャラしたような髪型はバツです。
私も、転職後は髪を黒にして、短髪にしました。
最初は耳が出るくらい短くしたときは、「恥ずかしい気持ち」もありましたし、見慣れないので違和感ばかりでした。
今では短髪には何も思いませんが、「髪は少し茶色くしたいな」と今でも思うときはあります。
毎朝、仕事に向かう途中で美容師と何人も会いますが、
髪色も、服装も自由でうらやましいです。
これも、無いものねだりになりますが、美容師を辞めて改めて感じる
「美容師の自由」というものに目が向きます。
美容師の頑張り、力量で変わる【自分次第で稼ぐ自由】
美容師を辞める理由の多くは、
「給料が安い」「安月給」という理由で美容師を辞めていると思います。
しかし、その反面で「美容師でも高い給料を貰っている」美容師も存在します。
私の知り合いの美容師や先輩美容師でも、年収1000万貰っている美容師はいます。
繁忙月は、かるく月収100万円を超えている美容師です。人気美容師の年収は凄まじいです。
でも、そういう人って、休みの日も出勤しているので休みは無い。だからこそ、美容師でも高い給料が貰えています。
実際に私も、1日12時間、1ヶ月以上休み無しで連勤したときがありました。その時は何も感じませんでしたが、今はもうやりたくないですね…。
美容師って、給料も安いし、ボーナスも無いから、普通に仕事をしていたら安月給のままです。
でもその反面で、頑張れば頑張っただけ、自分の給料を上げることが出来る仕事でもあります。美容師の給料計算方法や、決め方はお店によって様々ですが、
少なくとも、「月に50万しか売上がない美容師が月給50万貰えるわけがないし、何も出来ないアシスタントが、月給30万円貰えるわけがない。」
でも、自分で努力して、月200万円売り上げれば(アシスタント有でも)月給40-50万円位はもらえます。
面貸しでフリーランスの美容師であれば月100万売り上げれば月50万~60万位はもらえます(各種経費はかかります)
これって、美容師の最大の魅力でもあり、職業としての強みでもあるともいます。
勿論、美容師として稼ぐのであれば、休みの日に出勤する必要もあるし、長時間労働をしなければいけないです。
「週休2日で8時間労働で、手取り30万ほしい」
これは不可能です。そんな、条件の美容室無いです。あるとすれば「面貸し」です。
もし、そんな事を考えて美容師をやっているなら会社員になったほうがいいと思います。
「土日祝日休みで残業なしで年収300万円」くらいの条件ならたくさんありますよ。
こちらは現実的に可能です。
会社員の場合は、固定給になるので、やってもやらなくても変わりませんが、頑張りが評価されて、昇給や昇格、ボーナスでの評価などで自分に返ってきます。
しかし、それは年に一度程度で長いですし、大きく給料が上がるわけでは無いです。
営業とかなら歩合や売上でボーナスが上がったりするので頑張れば稼げますが、営業以外の仕事は、固定給で淡々と仕事をしながら、評価されるように頑張る。
美容師の働き方と比べるとつまらないですよ。
長い事働いている人の評価で自分の人生を左右されるような環境が会社員です。
安定はしていていいと思う人も多いですが、会社員として働いて見ると美容師の稼ぎ方というのは「稼ぐ」という事を考えるとすごく魅力的だと思います。
実際に、美容師を辞めて、外から美容師を見た時に「魅力的」だと感じたことを紹介しました。