自身だけがあって行動ができないもどかしさ…【活かせる知識がない】
転職後に感じたことで、お手上げだと感じたことの中で
「会社員では美容師の経験で活用できる知識は全く無い」
ということです。
正直、私は転職後。 苦労しました。
美容師としての経験と知識しかなかった事。
美容師としての仕事しかしてこなかった事。
あまりにも仕事の差が大きいというのもありますが、
私の場合は営業職ではなく事務職に転職したので。 もちろん事務系の知識が必要です。
そして事務系の仕事の中には、
わかりやすく例えば、経理、財務、総務、人事などの部署がありますね。
そしての各部署の責任者はしっかりとした経験と知識を持って、責任者として仕事をしています。
例えば私の会社の場合ですが、
「経理や財務は。 税理士を目指していた人」が働いていたり。 責任者をやっていたりする。
人事の方は労務関係の勉強をしてきた方がいたり。、
総務であれば宅建資格を持っている人達も働いています。
そういった方は、自分が今まで学んできたこと、大学まで学んできたこと、自分が資格として取得しようと勉強してきた事を仕事に活かせています。
やはりそういった方は強いですよね。
美容師が美容のことばかり学んできてお客さんに説明できる納得させれる知識を持っているのと同じで、
経理の方は財務の知識、税務の知識。一連の処理や、担当税理士などとやり取りができるレベルの知識を持って仕事をしています。
総務の方は、不動産や建物の知識。
人事の方は、雇用や関連法規に関する知識、各手続きに関する知識、 などを持った上で仕事をしている。
やはり素人の転職者としては、はっきり言って勝てる相手ではありません。
野球未経験の子がいきなり試合に出るようなものです。
そして、 各部署の方は社内や社内関連会社、など周りにアナウンスをしていかないといけませんですので質問に答えられる知識、疑問点などに答えられる理由も知っていなければいけません。
そして、社内での処理の仕方、提出の仕方、承認ルートの確立など、
全員が対応するやり方を統一していくことも必要です。
領収書の提出の仕方、経費の計算の仕方。
各種契約書の取り扱い方や保管の仕方。
人事で言えば入社時の書類、社内での書類の保管ルール。個人情報のコンプライアンスの周知など、たくさんの項目で統一したルール、統一した認識で社内で動いていくことが必要になります。
社内向けにはアナウンスをして、その通りにやってもらえればいいだけですが、
実際にその中に入って働くとなると
「なぜこれが必要なのか」
「なぜこのようなことをしているのか」
「なぜこのようなことをやらなければいけないのか」
というところまで理解して 行かない。
転職後はそういったことを一から学んでいくのですが、
やっぱりきついですね。 頭も使ってないし。 漢字も書けない。
本当に最初は「自分がバカだな」ということばかり考えてしまいました。今まで頭使って仕事してこなかったんだということを痛感しました。
漢字は読めるんですが、美容師の仕事では漢字を書くことが少なく、 いざ書こうとしてもなかなか出てこない。苦労しましたね…。
なので毎日。 書けなかった感じは必ずまとめて、1日3回繰り返し書いて確認していました。
小さな努力ですが、知識の差は少しづつ埋めていく事ができますが、基本的な部分は仕事以外での努力でなんとかするしかないので、こういう事の積み重ねが大切だと感じました。
レベルの高い中にいると、自分もなんとかしないといけないと感じる
私の部署には税理士の方や弁護士の方もいました。
やはり頭がイイというのか、知識が多くて、情報の処理がとても早い。
そして、曖昧な答えは言わずに、全て処理をしてから的確なアドバイスをくれるという事を強く感じています。
そして各課には税理士を勉強してきて目指してきたから、
簿記取得者、宅建取得者、など各セクションの専門的な 資格を持ったかたが多くいます。
はっきり言って、自分ではかないません。
なので色々と聞いたりするのですが、根本的には知識と経験の差なので、
「簿記の資格を取ってやろう」とか、「宅建資格を取ってやろう」とか、自然と考えるようになりました。
弁護士の方とお話をする時間があるのですがはっきりいってめちゃめちゃ頭がいいです
自分が想像していたレベルを超えています。
あと、いい大学を出てきた新入社員の子も、 頭がいいなと感じました。
というよりも、先を考えて何をしないといけないのかということを常に考えて行動しているように思います。要領がいいというか、賢いです。流石だなと感じます。
そういった環境の中にいると何もできない自分が申し訳ない。
低学歴な自分がいるのは申し訳ないと思うようにもなりました。
ただ、そこで腐っていては何も変わりませんですので、この人たちと同じ資格取得を目指して勉強をしようと思いました。
まずは、簿記3級から…。 毎日本を読んだり。 実際に過去の問題をやってみたりして。
少しずつ知識は増えてきました。
そうすると、相手が話していることを理解できることが少しずつ増えてきました。
自分が成長しないといけないという事を思えるような、周りの環境が私としては非常に大きな刺激となり、
「自分がいかに低レベルな人間でいかに自分本位で生活」してきたのか 、
「自分のことしか見えてなかった」ということがとてもよくわかりました。
自分の経験してきた事を仕事にしていくことは武器であり、強みでもあります。
私は「美容師」というカテゴリでは自分の会社の中では経験と、知識はダントツのトップでしょうが、それは業務には活かせない。
もどかしい日々が続きましたが、答えは2つしかないと思います。
「ここで腐ってしまうのか」or「切り替えて学ぶのか」
自分で諦めてしまえばそこで終わりだし、例え職場を変える、業種を変えるなどしても同じことだと思います。
自分は、「上には上がいる」「自分の能力の低さ」「知らない知識を学びたい」という事をうまく処理ができたことで辛い日々ですが、切り替える事ができました。
個人的には更に強い美容師になれたと思います。
例えばですが、もし美容室を出そうと考えたら、相談できる人の幅が格段に広がったし、美容師以外の知識も格段に増えました。
事務的な処理もそうだし、経理、財務的な事もそうです。
うまくいくかどうかは別として、美容師として独立する人よりは遥かに有利に進めていけるのだろうと思います。
自分自身が成長していくためにも、今後もコツコツと努力を積み重ねていきたいと思っています。
美容師からの転職は大変ですが、頑張りましょう！！
