広告

転職後の自分が美容師時代の自分を見て感じる事【魅力のない人間】

広告
広告
みんなと頑張れる人は一人でも頑張れるんだろうな…。
広告
広告

人を育てるんじゃなくて教えてやっていると思っている

今の私は、人を育てる大切さをとてもよく理解しています。

というよりも、会社員になってからは、仕事の評価で「人を育てる」という事が個人的には一番大切かなと思っています。

仕事ができるだけじゃダメだと思うし、仕事ができる人はたくさんいるけど、人を育てることで「自分も上に上がれるようになる」って事も分かるようになってからは、

「人材の育成」に対して考えるようになりました。

「早くやらせたいけど、まだ早いかな」

「〇〇くんではまだ出来ないかな」

そういう気持ちがあってなかなか仕事を教えることを躊躇する事もあると思います。

ですが、

「出来るようになるまで責任を持って教える」

という考えになってからは、やれない原因を探すよりも、

「〇〇くんならもう出来る」

「やれるようになってくれない困る」

というスタンスでどんどん仕事を教えていくようになりました。

もちろん状況や能力を見て判断をしますが、

「教えない方が悪だ」という事がよく理解できるようになりました。

しかし、美容師のときの私は、全く違いました。

「練習を教えてやっている」

「自分の技術は簡単に教えたくない」

「練習して身に付けろ」

そんな考えていたので、

「育てる」のではなく、「自分でやれ」というような感覚があったのだと思います。

アシスタント時代が非常に厳しかったので、そういう環境が当たり前かと思っていたし、美容師業界しか知らないから、自分が変わるキッカケがなかったです。

そして、アシスタントの子が出来ない事があると

「なんでそんな事できないんだよ」

「下手くそが!!」

そんなことばかり思っていて、イライラしていたようにも思います。

今の自分なら、

「出来ないなら教えて上げればいい」

「下手くそなら、上手にできるようにアドバイスしてあげればいい」

「出来ないことがあるなら一度見てあげればいい」

こういう風に思うはずです。

しかし、美容師時代の私は、

「自分の技術は自分で身につけたのだから、お前たちも努力して身に付けろ」

そんなような態度で、周りに接していたのかもしれません。

もちろん、聞いてきたらちゃんと教えていましたが、聞きにくいオーラは全開だったと思います。

出来るなら当時に戻って、アシスタントだった子達にしっかりと教えてあげたいと今でも思います。

本当に申し訳ない事をしたなと思います。

美容師としての自分が中心でお客様への感謝の気持ちはなかった

今でこそ、仕事で関わる相手に対して気持ちを持って接する事が当たり前になりました。

やはり、お金を稼ぐには相手がいなければいけないし、

こちらがサービスを受ければ、お金を払います。

お金を払う側はサービスに満足して払うわけで、受け取る側はサービスを提供してお金をもらうわけですが、

今の私は、技術はもちろん大事ですが、

「人としての魅力」というモノが大切だと感じています。

例えば飲食店に行ったとして、

どれだけ味が良くても、

料理人が自分の経歴や技術に過信していて、味気ない対応のお店

味はそこそこだけど、

明るく元気な印象の料理人がいるお店のほうが行く頻度が高いと思います。

最初のお店は美味しいもの食べたくなったら行くかもしれませんが、

サービスを受けるとなると相手がどんな人なのか、どういう人間なのかという事が大切だなとすごく感じます。

やはり、相手の印象や対応、雰囲気というものは選択の中では相当大きなウェイトになりますよね。

しかし、美容師時代の私はそんな事は全く考えていませんでした。

技術があれば客は来る

指名数が少ない美容師は技術がないからだ

そんな感じで、技術至上主義でした。

喋らない、笑わない」=「クール、集中して仕事をしている

こんな勘違いをして仕事をしていました。

そして、お客は来て当たり前だとも思っていて、感謝の気持なんて全くありませんでした。

お会計の際にも、「ありがとうございました」とは言うものの、

「笑顔で、相手を見て、ありがとうございました」なんて全くしませんでした。

「無表情で、低いトーンで、次の仕事を気にしながら」言葉だけを出すだけ。

本当に忙しかったから、それでいいと思っていた。

「クソ人間」です。

今の自分であれば、

「表情の重要性」「声のトーン」「感謝の気持ち」を持って、

「ありがとうございました」とお客様の方を見て挨拶をして

分離例でお辞儀をします。

ちゃんと出口でやります。

笑顔で、声のトーンも意識して

「本日担当します〇〇です」

「こんにちはお久しぶりです」って最初にいいます。

今、当時に戻れたら、お客様ひとりひとりに感謝の気持ちを持って接して、

「お金を払ってもいい」と思ってもらえる魅力的な美容師になるために頑張リマス。。

当時のお客さんに「心から申し訳ありませんでした」と後悔しています。

自分の周りにはどれくらいの人がいるのだろうか…。

美容師は偉い、なぜなら自分の給料は自分で稼いでいるから…

美容師だった私は、こんな勘違いをして仕事をしていました。

「自分の給料を自分の技術で稼いでいるから美容師はすごい」

「美容師は自分の給料を自分で稼いでいるが会社員は楽そうでいいな~」

会社員のいまは、バックオフィスでの仕事、お金の流れや、経理や、総務、などの仕事をよく理解出来ていますので、

自分だけの力で稼いでいるという事を考えるのは間違えているというのが分かります。

もし今、面貸しなどでフリーランスの美容師だったらこういう事はまだ少しくらいは思うかもしれませんが、

当時の自分はこんな事を思って仕事をしていた「クズ人間」でした。

美容師の仕事って物を売ったり、商品を提供したりする仕事ではなくて、

「美容の技術提供」でお金をもらいます。

「髪を切りたい、髪型を変えたい」

「髪の色を変えたい」

「パーマをかけてイメチェンしたい」

というような要望に応える事でお金をもらいます。

何も無い所に価値を出す仕事なので少し特殊ではありますが、そんなところも凄いんだと思って仕事をしていた、とんだ勘違い野郎でした。

飲み会などでも、

「美容師の凄さ」

「自分の腕で稼ぐ凄さ」

「美容師と会社員の違い」

「美容師としての自分の実績」

こんなことばかり喋っていたように思います。正直うざいですね…。

もし当時に戻れるのであれば、まずは周りのみんなの話を聞き手になり、学ぶ姿勢で接します。

「どの仕事も大変でみんな頑張っている」

「謙虚に仕事に取り組む事」

「他の仕事の人にも話を聞いて勉強しよう」

こんな事を素直に思って謙虚な気持ちで仕事をしていきます。

どれだけ悔やんでも肩書は元美容師で美容師時代には戻れない

今では当たり前のことでも、当時は違ったわけですが、

今でも、「当時戻ってちゃんとやれたらな…」って思います。

もっと魅力的になって、気持ちを持って美容師の仕事をすれば、もっと有名美容師、カリスマ美容師になれたかもしれない

もっと人に対して興味を持って自分が豊かな気持ちで周りに接していたら、違う人生になっていたかもしれない

こんな事を今でもおもいます…。

でも、私はもう、「元美容師」であって「ただの会社員」なのでこんな事思っても無駄ですが、

「こういう気持ちを持って今の仕事を頑張って行く」っておもえるようになりました。

今の自分から見ても、美容師時代は本当に魅力のない「クズ人間」だったなと思います。

タイトルとURLをコピーしました