
美容師を辞めて手に入れたかったことができるようになった
私はが美容師を辞めようと考えたきっかけが、
「結婚して子供が大きくなってきた」事が大きな理由です。
他にも書いていますが、やはり子供との時間をどのように確保すればいいのかという事を考えてしました。
その時の答えが「美容師を辞める事」だったんですよね。
人それぞれ幸せの形や理想というのは違うと思いますが、
私は、「子供との時間」「家族との時間」を第一に考えました。
心のなかでは「家族と一緒にいたい」「子供と過ごす時間を増やした」
というのを思う時間が多くなってきた時に、毎日12時間以上拘束されて、
休みも平日のみで月6日だけ。休みも休日出勤や、講習に参加している。
繁忙期は休みなく働いて、30連勤とかする事は
「自分の思っている事ができない、できていない」というように思うようになりました。
もちろん、それでも美容師として頑張ってる人は大勢いますし、そういうのを我慢して頑張っている美容師もたくさんいますので、人によって考え方は変わると思いますが、
私は、「今のこの時間は今しかない」と考え美容師を辞める決断をしました。
美容師を辞めて出来るようになったことは?
私は美容師を辞めてよかったと思うことは多いです。
もちろん、後悔の気持ちは今でもありますが、納得はできています。
それは、「美容師を辞めた事で、出来ることがおおくなった」事がたくさんあるからです。
プライベートの事もたくさんあります。
「友人との飲み会に参加出来るようになった」
「実家に帰って、親や兄弟など家族に会える時間ができた」
「地域の催しに参加できるようになった」
「自分の趣味の時間の確保や、集まりに参加出来るようになった」
いくつか上げて見ましたが、プライベートのことだけでもたくさんあります。
今までは、休んでも平日のみで、自分の生活が「美容師」だけでまわっていたのが、
「自分の時間」に少しシフト出来るようになったことに凄く感動しました。
プライベートのことだけでも色々な所に行けるようになり、今まで心のなかで押し殺していた気持ちを実現する時間ができました。
世の中的には当たり前のことなのかもしれませんが、
その「当たり前」を手にする事が出来たことは初めての体験でもありました。
美容師を辞めて家族のために出来たこと
美容師を辞めて本当に変わったことは、プライベートだけでなく、何より家族との時間が多く取れた事です。
当たり前のことなのかもしれませんが、美容師を辞めていなければ実現できていなかったかもしれません。
こういうところを考えると「美容師を辞めてよかった」と思います。
○子供の運動会に参加できるようになった
当たり前の事かもしれませんが、美容師のままだったら行けていないでしょう。
行ってみて驚いた事は「お父さんの参加率が高い」事です。
時代的に、父親も参加して自分の子供の頑張りを見るんでしょうね。
そして、親子で参加する競技もあって大半の親は参加しています。
一部の子は来ていない子もいました。
私も、運動会など行事では「親は来ない」環境だったので、自分はちゃんとやってあげたいという気持ちがより強かったです。
一人になっている子供を見ると気持ちがわかります。
今では、先生が親の代わりに付いてくれていますが、昔の気持ちを思い出してしまいますね。だからそういう事にはしたくなかったので、美容師を辞めたことで、今でも毎年運動会に参加できています。
○事業参観に参加できるようになった
会社員になれば、有給を使えるようになります。
ですので、事業参観などは午後休を使用して参加しています。
やはりこれも行ってみると、いい機会だなと感じました。
昔の事業参観は「母親が行く」というのが普通でしたが、今の時代は父親も相当数います。
学校の行事に、「父親も母親も揃って参加する」という家族が凄く多いです。
喜んでくれる子供の顔を見ると「来てよかったな」と感じます。
美容師のままなら「行く行かないではなくて、興味もなかった」と思います。
「行く機会がないから良いとも思わなかった」と思います。
凄い損しているという事が今良くわかります。
○子供の習い事に参加できるようになった
土日の休みが無いので子供の習い事に親として参加出来なかった。
例えば、スポーツなど習い事に参加していれば試合を見たり、送り迎えしたり、チーム試合の準備などしたりと親としてやることが何も出来なかったです。
父母会内では「あそこの家は美容師だからしかたない」と思われていたので表立ってなにか言われた事はなかったですが、良くは思われないですよね。
そんな感じで、送り迎えをするだけでしたが、土日が休みになったことで、そういうところにも参加できるようになりました。
面倒な関係もありますが、今までの関わりのある人間と、また違う関係が出来たりして申請んでしたし、どの親も積極的にやっているので、今まで申し訳なかったなとも感じました。
子供が直接悪い訳ではないですが、いつも親がいないという事に「寂しい思いをさせていたのかも」と感じました。
これも、私は自分の習い事などに親がきた事がないくらい放置でしたので、「ちゃんとやってあげたい」という気持ちが強かったので、美容師を辞めたことでやってあげれています。
美容師を辞める事が多くの時間を与えてくれた
私は、美容師を辞める事を推奨している訳ではありません。
何度も言っていますが、「頑張っている美容師の方が多い」と思います。
私が、「美容師を辞めて出来たこと」は間違えなく、
自分を幸せにしてくれて、家族も幸せにしてくれて、何より、子供が笑顔になる時間が出来ました」
これが、世の中の「当たり前の事」だというのであれば、多くの美容師はこれに気がついていないのだと思います。
昔と違い今の時代はこういう事にも参加できやすい環境になったとは思いますが、
参加できる環境にしてあげないと「人材が辞める」というような環境になっただけで、一部で理解されている程度だと思います。
オーナーだけが参加しているような環境はもうだめだと思います。
私が美容師を辞めて、当たり前のことが出来るようになったが、美容師としては当たり前にするのはまだ、時間がかかるだろうと思います。