
仕事を覚えるために最初から聞く【わからない事は放置しない】
男性美容師からの転職を考えて、やっと転職先が決まり、少し落ち着きたいという気持ちが出てきます。
今まですごい忙しい中頑張ってきて、休みも取れない。
そして、美容師の仕事と並行して転職活動をしてきて大変だったと思います。
少ない休みの日しか転職活動ができませんからね、本当に大変だったと思います。
ついにこれから元美容師から転職をして美容師以外の仕事、
会社員となって仕事をしていきます。
勿論ですが、最初は意味がわからないことが多いです。
社会人として当たり前の決まりやルール、ビジネス用語など、色々と覚える必要があります。
もちろん、仕事も覚えていかなければいけません。
仕事に関しては最初の1,2か月は自分のペースでもいいので、まずはミスのないように自分の中で確認事項をしっかりとポイントをおさえながら業務を進めて行ってください。
そして、わからない事はちゃんと聞く事。
わからないまま放置しない事。
新人だからと遠慮はしてはいけません。「怒られるかも」とかいらない事も考えなくていいです。ちゃんと聞くようにしましょう。
もちろん、分かっているだと思いますが、自分がスタイリストの時に感じた事を先輩方も感じるはずです。
そういう経験はこういうところで最初に意識していける部分だと思います。
めちゃくちゃ忙しい時に、
「これどうしたらいいですか」ってアシスタントに聞かれたら、
「今それ聞く?」「状況考えろよ」ってなっていたと思います。
もちろんそこでちゃんと教えてあげることがベストなのですが、
人間ですから状況に応じて気分の起伏は出てしまいますよね。
なので私がやってきた聞き方ですが、
「今日やった○○に対してわからない部分があるので空いた時でかまいませんので少し時間いただけますか」
「○○の認識が間違いないか自分のまとめたものをチェックしてほしいのでどこかで10分だけお時間いただけますか」
というように、先に内容を伝えておく事をしています。
そうすることで、教えてもらう先輩のスケジュール管理ができるし、
もしその先輩が忙しくて無理なら、
「今日は忙しくて無理だから○○に言っておくから」とかほかの対応をしてもくれます。
自分の都合だけを考えるのではなく、あくまでも相手の都合に取り込んでもらう。
そして、自分の要望をちゃんと伝える。
この部分はちゃんとやって損はありません。
相手の状況を読みとることはとても大切な事だと思います。
すぐに必要か、後でもいいのか分ける【情報の重要度の認識】
教育係や先輩に質問するにしても、急ぎの時もあります。
そういうときは、急ぎの理由を付け加えて、協力してもらう必要があります。
「急にミーティングになってしまって○○だけ確認してもらいたいです」
「○○の資料が明日までになってしまったので今日のどこかで少しお時間いただけますか?」
というように、ちゃんと急いで対応をしてほしいという事を伝える事です。
その反面、急ぎではないようなことや、復習の内容の確認や認識の共有など、
今すぐに必要じゃないことは、自分のPCなどでまとめておきましょう。
質問内容と、何がわからないのかという事をまとめておいてどこかで時間をとってもらいましょう。
毎回聞いていると先輩もうっとうしいのでこういう事も大事だと思います。
「質問したいことをまとめているのでどこかで時間とってもらう事は出来ますか」
こういう事は大切なことなので、まとまった時間をとってくれるはずです。
自分も後輩に教える場合は、都度教えることはもちろんですが、
時間をとってそこで教えてあげるようにしています。
「明後日、14時から1時間とっておいたからそこで聞きたいことあれば聞いてください」
というようにもしています。
聞きたい事、まとめたい事に優先順位をつけて、まとめておくと色々と聞きやすいかもしれません。
言われた事だけをやるのはNG【ただのプレーヤーはダメ】
最初の頃はわからないことだらけなので、まずは言われた事を着実にミスなくやることが大事だと思います。
時間がかかってもミスなく自分でやりきることが大事です。
でもしばらくしても「それしかできない」とか、
「言われた仕事だけやっている」というのはダメです。
将来自分がどうなりたいのか、どうしたいのかというのをよく考えるべきだと思います。
「特に希望もなく、このまま定年まで勤めればいい」
という人にはそのまま業務を行うプレイヤーとして仕事をしていけばいいです。
リーダーやチーフといった業務のスペシャリストになればいいと思います。
そうではなくて、
「早く偉くなって、良い給料をもらいたい」
という事なら、言われただけの仕事をしているとダメです。
会社員の場合は周りに認めてもらう事、
周りに評価してもらう事、
上司に、会社に認めてもらう事が必要です。
自分ができることがないか、
自分が詳しくなれる情報はないか、
頼まれたことに+αで必要な事はないか、
担当セクションにもっと貢献できることはないか、
チーム内で必要なデータをまとめておこう、
何でもいいんです。
もしそれが間違えていた(必要ではなかった)
もしそれが重要な事柄ではなかった
としてもそういう姿勢がすごく大切です。
もし違う事をしていたり、不必要な情報をまとめていたとしても、
「こういう情報がほしかったなー」
「じゃあ次はこういう情報をまとめてよ」
というように次につながるようになります。
そして、周りの欲しい情報、必要な情報のすり合わせができます。
最初からすべてをできるわけではないです。
でもすり合わせ、共有をしていくことで必要な情報や何を知りたいのかという事がわかってきます。
そうすると「この情報は必要かも」「あのデータはこれで使えるかも」
というように前回より一歩進めるはずです。
私は実際にこういうことを実践しています。
自分はまだ仕事ができないからではなくて、
自分が仕事をしやすい環境、情報というのは自分で見つけていかなければいけないのが会社員です。
美容師の時とは違うので戸惑うことも多いですが、
少しづつ自分の成長を感じられると思います。