
美容師を辞めて気がついたことは【注意してくれない人は損だ】
今の私は、周りの人に色々教えて貰って、成長してきたと思っています。
そして、美容師以外の仕事をして、美容師以外の業界を知ることで成長も出来ました。
でも、人って「注意されたり」「指摘されたり」「怒られたり」
いい思いしないですよね。
でも、今の自分にはそれって「教えてくれている」って思います。
美容師アシスタント時代、みなさん厳しい環境の中で努力してきたと思います。
私がアシスタント時代に働いていたお店は、長い事やっているお店で、老舗と言うやつですね。
お客さんは何十年と通っている方もいるくらい長いことやっているお店で、スタイリストも生え抜きのみ10人以上いて大型のお店でした。
そして、とても厳しいお店で美容師としてのベースや、基本的な技術をしっかりとできたことが本当に良かったなと思います。
もちろんですが、厳しい環境で仕事をしてきたので、上限関係も厳しかったし、
逆に「ちくしょう、絶対に見返してやる」と逆に掻き立てられるような、そんな想いを良くしていました。
当時は、若い私は、私生活も乱れていたし、考え方や、甘い人間性というのもありました。
仕事は妥協せずに全力で頑張っていましたが、人間的な部分はダメなところも多く、よく注意してくれるベテランの男性美容師の方がいました。
凄く優しく、時に厳しく、しっかりと説明をしてくれ、ダメなところを指摘してくれる。
自分は、その先輩美容師に対して悪い気持ちは持たない位、親身に教えてくれた。
会社員になった今でも、「その人の事は尊敬している」それが正直な気持ちです。
その後、更に都市部のお店で働き、そこでスタイリストになりました。
そうすると、誰も注意しない環境になりました。
「あれがあの人のやり方」
「スタイリストだからしかたがない」
何が悪いのかとかではなく、
「その美容師がやっている事が正しい」という環境に変わりました。
そのまま仕事を続けていきました。
数年後、
完成しました→「勘違い美容師」
当時は、勘違い美容師だなんて思って仕事はしていないですが、
今思うと、完全に勘違い美容師でした。
誰からも指摘をしてもらえない環境で
「裸の王様」となっていたと思います。
気がつくまでの時間は損失でしか無い【注意はありがたいと思え】
美容師を辞めて転職をした会社では、
「会社の決まりやルールを全員で守る」という取り組みをしていました。
そして、「相手に教えて上げるためにも伝える」という事をしていました。
例えば、
「身だしなみ」はシャツのシワやスーツの着こなし、革靴痛みなど、伝える。
「見た目」寝癖、歯、鼻毛など教えてあげる
「言葉遣い等」言葉遣いや、電話対応、など
そんな事を、普通にやっていました。
今まで美容師で、勘違いしながら、自由で、勝手に仕事をしてきた自分にとっては、かなり異様な感覚でした。
「そんな事してもいみねーよ」
「あほくさ」
「何も変わらねーよ」
「できてるわ、うっとしい」
最初は、そんな事ばかり考えてカッコつけていました。
でも、そういう環境にいると、
「教える=気づかせてあげる」
という事を理解できるようになると、
「こういう環境も悪くはないのかも」
と感じるようになりました。
美容師もそうですが、会社員も持ちろん、
印象や、見た目は超重要です。
印象や見た目で会社の損失となっているなら、それは改善するべきであって、それを全員で取り組んでいる。
もちろん言う側は気を使うかと思いきや、
「今日のシャツはシワが多いよ」
「少し、髪が伸びすぎじゃない?」
なんて事をみんな言っているんですよね。
でも、一番効率が良くて、一番早い方法ですよね。
人によってはこういうのは色々な考えがあると思いますが、
美容師時代に裸の王様だった私には
「いろいろな事を気づかせてくれる」
「改善するキッカケをもらえている」
と思いました。
もしこれが美容師時代だったらって思います。
指摘や、注意を受けるとそりゃ人間ですから鬱陶しいと思うと思いますが、
今の自分には「変われるキッカケを教えてくれた」という感じで捉えています。
美容師時代には絶対にありませんでした。
転職をしてから、新しい環境で仕事をしていると、色々と話しをされる事があると思います。
しかしそれは「自分のために言ってくれている」というように考えれるくらいの考えになるべきだと私は思っています。