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男性美容師の労働時間を考える

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男性美容師は働きすぎなのだろうか…
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美容師の働き方を考える

美容師の働き方はもはや社会的にも認知されている感じもありますが、まあ「長い」です。

この労働面でも美容師を辞める理由の大きな理由の一つになります。

そもそも、美容師の働き方で会社員のような8時間労働というのはなかなか難しいです。

美容師のビジネスとしての形が「単価✕客数」ですから、いかに客数を担当するかという事で月の売上金額が変わってきます。

ですからどうしても稼働する時間を増やす必要があるので、なかなか理想的な働き方は難しいです。

働き方改革という言葉は当てはまらない業界ですね。

そもそも店が集客して個人で売上を作る仕事なのに、店に管理されすぎていると個人的には思っているので給料をあげるという事は、「他よりも長時間働く」という構図になります。

私自身も繁忙月は休みなく一ヶ月仕事したこともありますし、私の先輩はずっと休んでいませんでした。

お客さんがつくと休みにくいという事もありますが、美容師としては

「休まず頑張る」「他の美容師よりも頑張る」というような考えが常態化しています。

そういう人が当たり前にいる業界です。

オーナーや、経営者ですら、「個人任せ」「稼ぎたいなら努力するしかない」という感覚で経営している人も多いですから、いくら環境の整備や、改善を考えても簡単に変わるものではないと思います。

この部分は美容師を辞めてからとても感じる部分でもあります。

美容師はどちらかと言うと「個人」の主観が尊重され、いかに売上があって、いかに指名があって

いかに周りよりも優れていて、稼ぐかというような感覚が強いです。

会社員でも営業職などはこういう感覚が強いですが、

会社員はどちらかと言うと、全体で挑む、組織として動くという事が多いです。

売上目標や、個人の達成をみんなで協力して形にしていく、乗り越えていくという感じですかね。

この部分は真逆ですね。

こういう大きな差によって美容師の働き方はなかなか変えることができません。

美容師の労働時間はどれくらいなのだろうか

美容師の労働時間はお店にもよりますが、

おおよそ、9時~18時または10時~19時というところが多いと思います。

これはお店の受付時間になりますね。

最初のお客さんは朝9時からで、最後のお客さんは18時までという事です。

もちろん場所によって前後するところもあります。駅前や都心部になると11時から21時までとか、

曜日によって違うところもあります。日曜日は8時~開店するなど1時間前倒しするところも多いです。

別にそんなに長くないじゃんと感じるかもしれませんが、あくまで受付時間ということです。

私の場合は10時~19時の受付時間でした。確かに9時間の受付時間です。

でも19時にカット・カラーが入ると、大体2時間と考えても21時に終わります。

駅前や繁華街など仕事帰りの方が多いエリアはこのような傾向は強いです。

10時開店と言っても9時30分から朝礼、開店準備をしますから、大体12時間拘束となります。

そこから、ご飯食べていないので、昼兼夜ごはんを食べて

そこからアシスタントであれば練習をします。

スタイリストであれば練習を見ます。

練習見ながら、お客さんのカルテを記入したり、次の日のカルテ確認したりして、

おおよそ、22時~23時頃までとなる計算ですね。

技術の店内テスト前などは終電で帰るという事もありました。

こういう構図でどうしても長くなるんです。

私は、都市部で仕事していましたので、これが普通でしたが、郊外になると少し早くなるかもしれません。しかし朝が9時からのところが多いので、朝が早くなりますね。

また、夜遅くなるのでスタイリストが見る練習を朝にして、朝練をしているお店もあります。

営業時間が長いところはその傾向があります。

おおよそ、どこのお店も練習時間を入れても12時間ほどの拘束時間は覚悟しておいたほうがいいと思います。

~19時となっていてもそこで閉店ということではなく、予約締切ということなので必然的に労働時間はながくなります。

彼女ができても夜は遊べないし、子供ができても家に帰ればもう寝ている。

ご飯を一緒に食べたり、お風呂に入ったり、回数は限られてきますね。

週末に友人に誘われて飲みに行ってもみんな休みだけど自分は最後に行って、すぐに帰るとか。

そんな生活を余儀なくされます。

美容師の労働時間で面倒だったこと

美容師として働いて、労働時間に関して面倒だなと思った事があります。

それは、「ナイター営業」と「前倒し営業」です。

要は特定の曜日だけ受付時間が変わる事です。

金曜日は受付時間を1時間延長する。

土日祝日は開店時間を1時間早くするという営業です。

私の場合は20時までの延長だったので、22時頃までお客さんをやっている事もあって、その次の日は1時間早く、出勤は8時30分までにしなければいけなかったので、なかなかきつかったです。

そして、常に営業時間のことを考えて行動をしないといけなかった事が面倒でした。

夜の時間がづれるのはいいですが、朝の時間が変わると起きる時間が変わるので、そこの管理が大変でした。朝の時間が固定されていなので生活パターンがづれる事がすごく嫌でした。

たった1時間ですが、遅れるわけにはいきませんから常に気を配っていた記憶があります。

後は、「ご飯の時間が固定されていない」こと。

お客さんの空いた時にご飯を食べる。そんな感じだったのでゆっくり味わうとか、外に食べにいくという事はなかなかできませんでした。

昼ころ食べることもあれば、夕方の事もあるし、全く食べれないときもありました。

休憩時間などの概念もないので、「とれる時にとる」という感じでした。

よくそんな事をやっていたなとおもいますが、それが普通だと思って仕事してきたのでなんともありませんでしたが、今思うと普通ではないですよね。

このあたりは、今もあまり改善されていないと思います。

今は昼休憩が1時間あるので、恵まれていますね…。

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