
女性美容師として生きる自分を少し考えてみた【やっぱり好きな仕事】
わたしは美容師専門学校を卒業してから、もう15年以上美容師をしています。
20歳で美容師免許を取得して、美容室で働き始めた頃を考えると、
「よくここまで頑張ってきたな」
というのが正直なところです。
その反面、これだけの時間が経ったのだと感じていて、もう自分も若くはないなと感じてしまいます。
私は美容師になるのが小さいときからの夢で、美容師になるために小さい時から時間を過ごしてきました。高校も早く卒業して美容学校に行きたくてウズウズしていました。
それくらい美容師に早くなりたかったのです。
特に当時は「カリスマ美容師ブーム」でしたから、美容師になりたいという人はすごく多かったです。
今とは大違いで、美容師に憧れる人が多い時代でした。
正直、辛いこともたくさんありましたが、
自分が大好きな仕事をできていて、自分がやりたい仕事ができているので、
今でも美容師の仕事が大好きで、毎日お客さんに接する事ができています。
美容師という仕事は辞めていく人がとても多い業界です。
こういう業界でも長いこと仕事をしているのは
「やっぱり好きなんだな」と改めて感じます。
美容師の仕事を覚えるためには【時間をかけて練習をするしかない】
20歳で美容専門学校を卒業して、美容室に就職をしてアシスタントとして仕事をしてきましたが、
自分の時間を使って練習をする日々の連続でした。
営業終了後は終電まで練習をして技術を身に着けていく日々でした。
長い営業後の練習で気力も体力も、もうクタクタです。
今のように労働環境がどうのこうのとか、あまりない時代でしたので、
寝る時間の為に家に帰るだけのような生活が続いていました。
本当に女性には体力的にキツイと思いました。
でも、女性美容師になって活躍する為に練習をして技術を身に着けていかなければいけません。
「みんなやっているんだから」というのを常に言い聞かしていました。
・友人達がみんなで食事に行っている時も
・合コンに誘われた時も
・みんなで飲み会をやっている時も
・世の中が休みの時も
・仕事が早く終わっても
遊びたい時期なのにそういう気持ちを押し殺して、毎日仕事をして、練習をしてきました。
美容師としては当然の事なのですが、今思うと「本当によくやったな」というのが正直な気持ちです。
やはり、どんな美容師の方でも相当の努力をして技術を身に着けています。
自分の時間を練習時間にどれだけ変える事が出来るか、そして、効率よく身につけていけるのかという事がとても大事だなと思い当時は過ごしていました。
女性美容師として活躍するという夢を今は叶えていますが、辛いときには当時の事を思い出して
「頑張ろう」と思うようにしています。
女性美容師はお客さんから見られる仕事【聞かれる立場でいる事】
美容関係の仕事って常にお客さんから見られていると思っていないといけないと思っています。
必然的にキレイにしていないといけないという仕事でもあると思っています。
そして、更にお客さんから聞かれるくらいじゃないとだめだと思います。
例えば
「そのネイルはどこのお店でやっているの?」
「マツエクやまつパーはどこでやっているの?」
「いつもどのお店で服を買っているの?」
「その髪型はどうやってコテで巻くの?」
肌が綺麗ね、髪がキレイね、スタイルいいわね、
などなど、お客さんが言葉にして褒めてくれる存在じゃないといけないと思って仕事をしています。
普段から、キレイにしていないといけないと思って仕事をしているので、そういうのが自分のモチベーションにもなっています。
女性美容師ってお客さんである女性と同性というのがすごい武器だと思うんです。
女性同士だから気軽に聞けたり、気軽にアドバイス出来るような美容師って男性美容師と距離感はだいぶ違うと思います。
だから自分がキレイにしている意識を持っていると、お客さんも意識の高いお客さんがたくさん指名してくれるようになったんです。30代になってから。
美容師って癖のある人が多い印象ですし、
女性美容師は気が強そうで、サバサバしている、キツイ印象がある人も多いと思いますが、
やっぱりこういうところまで意識して生活している人も多いので、少しきつそうに感じるかもしれませんが、
女性美容師も含めて、美容の世界で自分を表現している女性はやはりパワーがありますね。